ナチュラルライフ ステーションでは農薬や化学肥料に頼らない「オーガニック家庭菜園」に最適な種子を取扱いしています。
取り扱いをしている種子は有機農法、自然農法により栽培された作物から採取された野菜・ハーブ・花の種子で、種子加工や消毒などの処理はされていません。
また自家採種が可能であることへもこだわっており、固定種、在来種、自然農法交配種をセレクトしています。
有機種子とは
種子加工や消毒をされていないものをいいます。
IFOAMなどの国際的な有機認証基準に沿った、各生産国や生産地域での公的認証機関等の有機認証を受けていることが必要です。日本には種子の有機認証制度が無いため、おもに海外の種苗会社の有機種子が流通しています。
欧米では有機認証を受けた「有機種子」での栽培でなければ有機農産物として認定されません。
有機種子を用いた有機野菜(有機農産物)が世界の基準といえます。
有機種子は親の世代から農薬や化学肥料を使用しない「有機農法」で育てられいるため、種子自体が自然環境下で生育するための強さを持っており、さまざまな栽培環境(気温・降水量・土壌環境など)に対しての抵抗力・対応力・適応力が高く、そのチカラにより栽培がしやすく、また自家採種も可能であることから持続可能性が高い種子といえます。

IFOAMについて

IFOAM(International Federation of Organic Agriculture Movements:国際有機農業運動連盟) は、1972年に設立された 有機農業に関する世界的なネットワーク組織 です。本部はドイツ・ボンにあり、120か国以上の団体や機関、企業、個人が加盟しています。
1. 有機農業の理念・基準づくり
「健康・生態系・公正・配慮」の4つの原則に基づいて、有機農業の国際的な定義や基本指針を提示しています。
IFOAMは有機農業を 単なる栽培方法ではなく、社会や環境と関わる包括的な運動 と位置づけています。その理念を表すのが「有機農業の4原則」です。
- 健康の原則(Principle of Health)
土・植物・動物・人間の健康は一体であり、有機農業はそのすべての健全性を守る。 - 生態系の原則(Principle of Ecology)
有機農業は自然の循環や生態系を基盤にし、持続可能な方法で生産を行う。 - 公正の原則(Principle of Fairness)
生産者・消費者・環境・将来世代に対して公正であること。労働条件や貿易の公正さも含む。 - 配慮の原則(Principle of Care)
長期的な環境影響や社会的影響に配慮し、リスクを最小限にする。科学と伝統的知恵を尊重する。
この4原則は世界の有機認証制度のベースになっています。これらIFOAM基準は、有機JASやEUオーガニックなど、各国の有機認証のための基礎基準(基準を作るための基準)にもなっており、世界各国の政府や有機認証団体による基準や検査システムを構築するための国際ガイドラインとして尊重されています。
2. 認証・保証制度の推進
有機製品が国際的に流通できるように、認証団体や検査機関の信頼性を担保する仕組みを運営しています。
「IFOAM Accreditation Program」や「Participatory Guarantee Systems(PGS:参加型保証システム)」などがあります。
3. ネットワークと政策提言
世界中の農家、団体、研究者をつなぎ、有機農業の普及を支援。
国際機関(FAOやUNCTADなど)や各国政府への政策提言も行っています。
4. 持続可能な発展への貢献
有機農業を通じて、環境保全・気候変動対策・地域社会の自立などに取り組んでいます。
日本との関わり
日本では 有機JAS制度 が2000年に導入されましたが、その基準づくりにあたり IFOAM の国際基準が参考にされています。日本の有機農業団体の一部も IFOAM に加盟しており、国際会議や活動に参加しています。
国産・自然農法種子とは
永続的な生産を行うことを目的とした「自然農法」で栽培された野菜から取れた種子です。
自家採種をする農家が減少する今日、日本国内で育種された非常に貴重な種子です。
家庭菜園でも、農薬や化学肥料に頼らず「無農薬・有機栽培」を実践するには「元気でおいしい、自家採種が可能な品種の種子」が必要です。自然の摂理に沿って健全に元気に強く育った、「国産・自然農法種子」や「有機種子」「固定種」「在来種」「自然農法交配種(F1種)*」はまさしく『無農薬・有機栽培に適した種子』といえます。
自然農法交配種(F1種)は、味や草勢、耐病性などに優れた物を選抜採種した「元気でおいしく自家採種が可能な品種の種子」で家庭菜園にも適しています。

自然農法について
化学肥料や農薬に依存しない「自然農法」では、『大自然を尊重し、その摂理を規範に順応する』『生きている土の偉大な能力を発揮させる』ことを理念と原理としています。つまり「自然農法」は、「農薬や化学肥料に頼らず」「生命を生かし」「自然の働きを引き出し」「永続的な生産を行う」ことを目的とした農法です。
化学肥料や農薬を使用しなければ農業が成立しないと信じられていた時代にあっても、理念に共鳴する人々によって実践され、受け継がれてきました。そして今日、食品の安全性と環境保全を求める声が高まってきており、こうした状況の中で自然農法の果たす役割が世界中で高く評価されています。
緑肥を利用した草生栽培
育種用の野菜を栽培している広大な圃場は、基本的には施肥は行わず無肥料・草生栽培です。
草生栽培は、例えば春では「夏作の畝(育種)」「緑肥(クローバー、ペレニアルグラスの草生)」「秋作の畝」「緑肥」と、圃場の半分は「緑肥」を栽培し、作物の作付け面積は1度の育種時期に全面積の1/4しか使用していません。
緑肥との競合にも負けない強い品種を育成するための「地力」を活かした環境で、育種されています。

緑肥
栽培している植物(草など)を、収穫せずそのまま田畑にすきこみ、植物と土を一緒にして耕し堆肥にすること。
「水はけ」「保水力」向上、土壌中の微生物の繁殖促進、微生物間のバランス改善による病害虫の発生予防などが期待されます。

草生栽培
草を刈って地面の上にどんどん被覆(敷草)をすることで、その土壌改良能力を活用する栽培方法。
すべては土壌生物による作用です。
緑肥や雑草と競争のある草生栽培は、まさに「地力」を活かした栽培方法といえます。
自然農法交配種(F1種)について
『自家採種を目的に家庭菜園・種子を広めたいのならば、「交配種」も有効な一つのアイテム』
在来種、固定種、交配種を問わず、総合的な栽培体系を構築する上で種子という物が大きな鍵になるのではないかと考えます。
自然農法交配種(F1種)は、味や草勢、耐病性に優れたものを選抜採種しています。
もちろん「雄性不稔」ではありません。F2世代でも個々の形質は異なる可能性はありますが、極端に弱い株が出現することもなく生育に大きなバラつきは出てきません。元の親が強い事で、なお一層F1種として強さが現われます。

もちろんどの種子も自家採種出来ます。
だから自分の好みの物を選んで残すという楽しみ方も可能です。
自然農法交配種はいわば自然農法農家の長年の技術の結晶であり、まさに家庭菜園初心者にぴったりの「元気でおいしく、自家採種が可能な品種の種子」だと言えます。

公益財団法人自然農法国際研究開発センターについて
公益財団法人自然農法国際研究開発センターは、自然農法の理念と原則に基づき、自然の生態系を利用した農業技術を研究し普及することによって、自然環境の保全、農家経済の安定向上、健康で豊かな食生活が達成されることを願いとしています。
センターは内閣府から認定された公益財団法人として、新しい農業分野としての自然農法の開発と普及のために活動しています。




有機種子や国産自然農法種子は
持続可能な農産物の生産には欠かすことのできないものです。
私たちは持続可能な有機農産物の栽培・生産・流通・消費を守るための小さな一歩として、オーガニック家庭菜園から種子(タネ)のことを広く知ってもらうキッカケになれることを願っています。
すべては小さなひと粒のタネからはじまります。
